レクター博士

021 - コピー

『Hannibal Lector』
映画「羊たちの沈黙(1991年)」に登場するハンニバル・レクターのイギリス製のレジンキャストキット

マイク・ヒル氏による原型で5th Senseから1990年代後半に発売されました。

サイズは1/6スケールで、全高は約28.5cm


2001年に製作したキットなのですが。。。
実家に置いてあった物が破損したとの事でその補修&再塗装を行いました。

このキット、顔の造形もアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士にとても似ており、ただ似ているだけではなく
ガレージキットとしての雰囲気も兼ね備えています。
未塗装状態でもそれだけ顔の造形が似ているだけに塗装で失敗すると折角の顔も台無しになってしまうので
注意が必要です。
特に目線、眉毛や髪の生え際に色の仕上がりが似てくるか、別人になってしまうかの分かれ道と言ったところでしょうか。眉毛は劇中にシーンによっては照明等の影響もあってほぼ白髪色に見える時も多いのですが、模型として
そう塗ると老人に見え過ぎてしまうので少し濃い色も加えていきましたが、その辺りのバランスが難しいですね。

以前にも書いたかもしれませんが、人間の肌塗装は色数を増やして描き込み工程を多くすればそれらしく仕上がる、と言うような事ではないと個人的には思います。むしろ使用できる色数はクリーチャーやモンスターよりも制限があり、かと言って単調すぎると肌っぽさも感じられないので、纏め方艶の強弱の変化も重要です。
自分自身、理想通りの質感に仕上げられている訳でもないですが、人間の肌の塗装は特に気を遣う箇所ではあります。
このキットの場合は服はご覧の通りですし、肌、顔の細部の塗装の仕上がり次第で完成度の良し悪しが決まってしまう、と言っても過言ではないでしょう。趣味で製作するならもちろん、そんな事をいちいち気にせず楽しんで製作!と言う
スタンスも良いと思います。

2001年に塗った頃はAFMの読者投稿コーナーに掲載されていた作例の完成度が衝撃で、その作例に追いつきたくて
必死でした。その写真の雰囲気もとても格好良かったんです。
最初に塗ってから12年経っているので、さすがに昔より丁寧に仕上げる事が出来て良かったです。


※画像はクリックすると大きくなります。

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以前に書いた昔話の続きです。(それまでの内容はこちら
1994年に大阪・アメリカ村にあったショップに行った時の話でしたね。
まだまだそのような場所を一人で行動して行けるような年齢でもなかったので兄に連れて行ってもらいました。
店内には海外輸入ガレージキットがとにかくたくさん並んでいました。何せ20年近く前の記憶なのでどれくらいの
規模の数かまでは説明できませんがとにかく多かった、と覚えています(笑)
箱や紙、キットから輸入品独特の匂いがしており、それだけでもテンションが上がっていました。
当時の自分たちの知識ではせいぜい知っている映画キャラのキットしか反応出来ませんでしたが、
原型師によるオリジナル造形のキットも結構あったのでは?と今では思います。
パッケージの無い袋入りのキットや1パーツ成型のバストモデル等もケース内にいくつかあったのをぼんやりと
覚えています。きっと、海外のガレージキット雑誌や書籍にも掲載される事の無かったような極少数生産の
マニアックなキットがあったに違いありません。。。今現在の目で確認してみたいです、もう絶対に無理なんですが(苦笑)

ビリケンの大大頭人がケース内で素組みで置いてあったのですが、当時の自分は「プレミア価格」と言うものを理解しておらず、その時に初めてキットのプレミア化という事を認識させられました。
その当時のお店の様子は大人になってからもっと詳しい人に話を聞かせていただける機会もあり、面白かったり嬉しかったり。

1994年頃と言えば書籍関連でもアメリカンGKファイル、REVENGE OF THE GARAGE KITの2冊が
出回った頃ですね。
2冊とも兄と必死になって読んでいました(笑) 断片的な情報と情報を何とか整理し、組み合わせて知識としていく過程は楽しかったです。今のようにネットで簡単に回答を見つけられるような事はありませんでしたし、憶測や確信のない情報も多かったでしょう。しかし、そのアバウトさがガレージキットと言うニッチさと相まって自分たちの趣味に
合っていたのかもしれません。何にせよ、受け身ではなく自分たちで調べてみて情報や知識を蓄積していく事に
面白みを感じていましたし、それは今でも変わっていないと思います。

94年には大阪郊外に支店があった模型店にも初めて行きました。
広いスペースにまず驚き、パラダイスの怪獣キットの箱がズラリと並んで見本の完成品やお客が製作した完成品が
展示されていた事も衝撃でした。多数の完成させられた模型が飾ってあるのも生まれて初めて見た筈です。


小学生の頃には滅茶苦茶な作り方しかできなかったガレージキットですが、大学生になった頃には技術的にも
時間的にもしっかりと製作にチャレンジできる機会がやって来た、と言う具合です。
それが2001年でしたので、上記のレクター博士を塗ったのもその頃でした。
レクターも塗装に入るまでのパーツの表面処理は兄が行っていました。
その頃もまだまだ海外GKに関して知らない事だらけで何か新たに情報を得たり、昔に見落としていた事に
気付いたりする度、一喜一憂していました。
こうやって振り返って文章にしてみると色々と思い出すものですね。
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プロフィール

ガティワッツな腐乱犬

Author:ガティワッツな腐乱犬
「腐乱犬」という名義でフィギュアの
ペインター業をしております。
主に量産品フィギュアのペイントマスターを製作しております。

※お仕事で携わらせて頂いた完成品は版権等の関係であまりご紹介できませんが、一部のみ掲載しております。)

趣味として自分用に完成品も稀に仕上げています。
ワンフェスではオリジナル作品の原型を作ってディーラー参加してたりします。
ディーラー名「エポキシパフェ」

※営利目的での画像の無断転載、使用は一切禁止します。

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